日本材料学会 九州支部

2020年度行事案内

公開 第28回技術懇話会

主 催日本材料学会九州支部
共 催九州工業大学,北九州市
期 日令和2年 11月27日(金)14:00~16:00
会 場九州工業大学 戸畑キャンパス,教育研究1号棟2F,1-2C室
テーマシニアから学ぶ技術講習会
講演題目1産業界を生き抜くための技術力
講師西田 新一 先生(元九州支部長,佐賀大学 名誉教授)
講演内容1 会社を継続的に運営していくためには、「技術力」を抜きにしては不可能であることを否定する人はいないであろう。このように、「技術力」の重要性に対して、広く高い評価を受けているにも関わらず、これに関して言及したものがほとんど見当たらないのは不思議でならない。そこで、「技術力」の定義をわかり易く表現するとともに、とくに現在なぜ技術力が必要なのか、また技術力を向上させる具体的方法、さらに最近マスメディアに取上げられている「ブラック企業」の存在も踏まえて、良い会社の評価を点数表示で簡単に行う方法等について、実用的な観点から言及している。注)西田新一著、産業界を生き抜くための技術力、アグネ技術センター(2018.11)発行参照
講演題目2『材料力学とプラスαによる産学成功事例の紹介』~世界に通用する技術の発掘と事業化を目指して~
講師田中 洋征 先生(日本材料学会支部功労賞,九州工業大学イノベーション推進機構,元センター長)
講演内容2 御用聞き型産学連携を実践し,北九州地域には材料力学に関し極めて興味あるシーズ・ニーズがあることがわかり,これまでに経済産業省のプロジェクトに15件ほど採択され外部資金は他の事例を含めて16億円ほど獲得した。 今回は,世界に通用する代表的事例として,以下の3例を説明する。 (1) は極めて緩みにくいネジの開発である。開発したネジは振動試験では世界一厳しい米国の航空規格に合格し,平成19年度経済省ものづくり大賞優秀賞を受賞し,産学連携成功事例50社に選定された。さらに,平成20年度塑性加工学会論文賞を受賞した。 (2) はアスベスト代替シール材の開発である。アスベストは,配管の漏れを防ぐ優れたシール材として使われているが,極めて危険な化学物質でもあり2008年に製造と新規の使用禁止が予定されていた。しかし,代替材料は高価格で寿命も短く化学工学の技術では当面開発が困難である。そこで,材料工学の知識を活かした安価で長寿命で気密性の高いばね効果を利用した金属製シール材を開発した。 (3) はウルトラファインバブルの生成装置の開発である。ウルトラファインバブルの生成と利用技術は,日本の世界の最先端にあり,世界基準を目指している。紹介する超微細化技術は,九工大と企業で経済産業省の助成金を3度獲得して開発したもので極めて独創的であり,NHKのサイエンスZERO及びクローズアップ現代で,「小さな泡が世界を変える日本発技術革新は成功するか」が放映された。今回は,有用性を含めて説明する。 さらに時間があれば,幻となったトヨタ自動車本社との共同研究「衝突時の安全性を高めるクラッシュボックス」について述べる。
参加費無料
参加申込締切 令和2年11月9日(月)
《申込用紙》をダウンロードしていただき,下記あて先まで,メールもしくはファックスにてお送りください。
参加申込先 〒804-8550 北九州市戸畑区仙水町1番1号
九州工業大学戸畑・若松キャンパス技術部・高瀬康
TEL:093-884-3173,FAX:093-884-3173
E-mail:takase.yasushi415@mail.kyutech.jp

『九州支部第7回学術講演会・総会』『第8回中国・九州支部合同研究会』

開催日令和2年11月28日(土)
主 催日本材料学会九州支部
共 催九州工業大学,北九州市
会 場 九州工業大学 戸畑キャンパス,教育研究1号棟3F,1-3C室,1-3D室(〒804-8850 福岡県北九州市戸畑区仙水町1番1号)
アクセスは次のURLを参照して下さい。
https://www.kyutech.ac.jp/information/map/tobata.html
趣 旨 九州支部では,平成26年度に鹿児島大学で支部として第1回目の学術講演会を開催しました。その際,支部間の連携を強化するために,講演会の併設行事として中国支部との合同研究会(「中国・九州支部合同研究会」と命名)が実施されました。
また,平成27年9月に第2回中国・九州支部合同研究会が信頼性工学部門委員会の第140回定例委員会と合同で開催されました。その際,九州支部と信頼性工学部門との合同企画講演会を将来開催することが提案されました。その経緯と関連して,九州支部の学術講演会では,第1回から令和元年度開催の第6回の学術講演会まで,中国・九州支部合同研究会の講演が併設して実施されてきました。
合同研究会の内容は材料信頼性に深く係わるものであり,会員相互の材料信頼性に関する研究交流を継続する動機にもなっています。多数の皆様のご講演応募をお待ちしております。
講演募集分野金属,セラミックス,コンクリート,高分子,複合材料,ナノ材料,生体・医療材料,半導体材料,岩石(地盤含む),木質材料などを対象とし,これらの強度,疲労,破壊,塑性,衝撃,高温特性,耐久性,信頼性,耐環境性,防食腐食など,材料学に関わるすべての分野
会 場九州工業大学 戸畑キャンパス 教育研究1号棟
参加登録費 会員 5,000円,学生会員 1,000円
非会員 10,000円,学生非会員 3,000円(ただし, 講演論文集を1冊含む)
会員は協賛学協会員を含む。
講演申込締切 令和2年10月12日(月)
《申込用紙》をダウンロードしていただき,下記あて先まで,メールもしくはファックスにてお送りください。
原稿提出締切 令和2年10月30日(金)
原稿はA4,2ページで日本材料学会仕様の白黒とします。
《テンプレート》をダウンロードいただき,PDFに変換の上,下記あて先までメールにてお送りください。
講演申込・原稿提出先 〒804-8550 北九州市戸畑区仙水町1番1号
九州工業大学戸畑・若松キャンパス技術部・高瀬康
TEL:093-884-3173,FAX:093-884-3173
E-mail:takase.yasushi415@mail.kyutech.jp
※参加申し込みの際にお届けいただいた個人情報は本合同講演会に関する諸連絡のみに使用させていただきます。
プログラム本会九州支部ホームページにて公開いたします。(2020年11月上旬)
九州支部常議員会,総会,表彰式11月27日(金),12:30~13:30に九州支部幹事会および常議員会(オンライン開催),11月28日(土),13:00に九州支部総会・表彰式を開催いたします。
特別講演1件程度を予定しています。講師,題目が決定したら九州支部ホームページで公開します。
優秀発表の表彰 優れた発表を行なった学生には表彰を行います。
なお,審査の対象は日本材料学会学生会員の発表者です。
※申込時に日本材料学会学生会員の加入手続き中の学生にも適用します。
懇親会,優秀発表者表彰 場 所観山荘本館(〒802-0064北九州市小倉北区片野2丁目19-18)
日 時:11月28日(土)17:30~19:30
参加費:会員・非会員 4,000円
※感染防止の観点から,今回は教職員のみの懇親会とさせていただきますので,懇親会での学生表彰は中止です(後日,賞状と盾を郵送致します)。ご了承ください。なお,学生の方で,既に懇親会費を振り込まれた方については,学術講演会当日に受付にて返却致します。
学術講演会参加費・懇親会費振込先 振込先:ゆうちょ銀行 記号14470 番号3494731
店名 四四八 普通預金 口座番号0349473
社団法人 日本材料学会
シャダンホウジン ニホンザイリョウガッカイ
※可能な限り事前振込をご利用頂きますようにお願い致します。

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